勤怠表から時給換算とか、01:30:00
な経過時間フォーマットな表のデータを1.5
とかに置き換えたい時
VALUE を使う
VALUE
Google スプレッドシートで認識される日付、時刻、番号の書式の文字列を数値に変換します。
VALUE("12:00:00")
出典: VALUE - ドキュメント エディタ ヘルプ
VALUEで時間単位に変換する場合は、
=VALUE( A1 ) * 24
と24をかけてやればOK。
分換算なら=VALUE( A1 ) * 24 * 60
です。
経過時間 | 時間換算 | 分換算 |
---|---|---|
1:00:00 | 1 | 60 |
1:30:00 | 1.5 | 90 |
1:45:00 | 1.75 | 105 |
TIMEVALUEだと24時間超えてる値だとうまくいかない
似た関数にTIMEVALUE
というものがありました。
名前的にもこちらの方が時間系の変換に良さそうなのですが
TIMEVALUE
1 日 24 時間のうちの、時間が表す割合を返します。
出典: TIMEVALUE - ドキュメント エディタ ヘルプ
とあるように、24時間区切りなので、作業工数や勤務時間の合計とかで値が24時間を超えていると、意図しないデータ (時間が減る)になってしまうので注意が必要です。
TIMEVALUEでの時間換算式
=TIMEVALUE( A1 ) * 24
👇
経過時間 | 時間換算 (VALUE) | 時間換算 (TIMEVALUE) |
---|---|---|
1:00:00 | 1 | 1 |
1:30:00 | 1.5 | 1.5 |
1:45:00 | 1.75 | 1.75 |
24:00:00 | 24 | 0 |
25:00:00 | 25 | 1 |
28:30:00 | 28.5 | 4.5 |
と、24時間以内ならTIMEVALUE
でもうまくいってしまうので、注意が必要です。
スプレッドシートで経過時間から計算を行う場合はVALUE
を使いましょう。
というお話でした。
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